大会プログラム
会長講演 (L1)
9月18日(木)
11:00 - 12:00
会場:IB館 大講義室
鈴木宏昭(青山学院大学:日本認知科学会会長)
認知過程の探究は認知のリソースの拡大とそれを踏まえた新たなモデルの構築という歴史を辿ってきた.アーキテクチャレベルのリソース,経験的知識というリソース,身体,環境などの外的リソース,発達,進化からもたらされるリソース,感情,動機系のリソースなどの,多様なリソースの巧みな組み合わせが人間的知性を創発させている.本講演では,こうした知性の姿を生成性,重奏性,開放性という概念で総括し,洞察問題解決過程の分析をもとにその具体的なあり方を示す.