大会プログラム
芸術・情動・学習 (O5)
9月20日(土)
11:00 - 12:20
会場:IB館 大会議室
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O5-1顔と声で表現される情動が一致しているときと異なるときに、受け手が知覚する情動にいかなる違いがあるのかを調べた。演劇経験者に「喜び」、「怒り」、「悲しみ」、「怒り」の4情動を表現してもらい、その顔と声を総当たりで組み合わせた。この刺激を「快・不快」、「活動性」の2尺度で評価してもらったところ、「活動性」については顔と声の影響力が同程度であったのに対し、「快・不快」については不快な表情に対する声の影響が快表情よりも小さいことが示された。
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O5-2美術家はいかに新しい作品コンセプトを生成するのであろうか.本研究では,我々の先行研究のデータをもとに,美術家の創作活動の全過程を対象に作品コンセプト生成過程について,テキストの計量的分析により記述することを目的とする.出現頻度のTF・IDFの値からは,先行研究で指摘した写真フェイズが他よりも重要な位置を占めているということが量的検討からも支持された.また共起分析からは,概念の構造が精緻化していく様子が示された.
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O5-3最近学校現場では、多様で発展的な質の高い学びを保証しその成果を評価する新しい手法が求められている。本研究ではこの課題に対し、対話による協調問題解決を基本とした授業デザインによる授業を広く実践し、その過程を分析する新しい評価手法による評価を試みた。結果対話型授業で起きる全生徒の発話を分析することで児童生徒の理解過程、達成される理解の質、学び方に関するスキルの育成度などが評価できることがわかって来た。
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O5-4本研究では,クモがヘビと同様に特殊な恐怖刺激かどうかを確かめるため,クモと他の昆虫(スズメバチ,ミツバチ,カナブン)に対する初期注意過程を,脳波(early posterior negativity; EPN)を用い比較した。その結果,クモと他の昆虫の間に差は認められず,危険な昆虫(クモ・スズメバチ)と危険ではない昆虫(ミツバチ・カナブン)の間にも,差は認められなかった。本研究は,クモはヘビのような特殊な恐怖刺激ではないことを示唆した。