JCSS2007

日本認知科学会 第24回大会 @ 成城大学

第2号通信 (2007/02)

日本認知科学会第24回大会のご案内(第2号通信)


日程:2007年9月3日(月)〜5日(水)

場所:成城大学(東京都世田谷区)

学会 Webページ:

  http://jcss.gr.jp/meetings/JCSS2007/

大会委員長 村本孜

大会副委員長 野島久雄

プログラム委員長 小橋康章

実行委員長 新垣紀子

1. 大会の特徴

今回の大会の特徴は以下の4点です。

a) 「来るべき認知科学の姿」シンポジウムの開催

b) 博論コンソーシアムの併設

c) 英語セッションの設置

d) フルペーパー論文の受付


a) 「来るべき認知科学の姿」シンポジウムの開催

第1号通信でもお知らせしたとおり,今回の大会ではこれからの日本認知科学会のあり方を考えるために,創立当初の頃の志をもういちど訪ね,そこから現在を経由して未来を見通す大会実行委員会企画シンポジウム/ワークショップ『来るべき認知科学の姿:戸田正直の夢から』を実施すべく,鋭意準備中です.故戸田正直初代会長の

Toda, M. (1970). Possible roles of psychology in the very distant future. General Systems, 15, 105-108.

(Toda, M. (1982). Man, Robot, and Society: Models and Speculations. Martinus Nijhoff.に再録)

および、その日本語版である,

戸田正直 (1971). 心理学の将来.日本児童研究所編,

『児童心理学の進歩1971年版』東京:金子書房.

を会員の皆さんとともに読み,これらを道しるべとしてご一緒に認知科学の未来を考えてみたいと思います.

b) 博論コンソーシアムの併設

今回の大会と同期して、「博論コンソーシアム」を開催します。博論コンソーシアムとは、現在博士論文を執筆中(ないしは、書き終えたばかり)の方を対象として開催する少人数限定のセミナーです。博士論文を書いている人を囲んで、その分野のメンターがコメントをし、議論をすることによって、博士論文の質をよくし、ひいては認知科学会の次の世代を背負う人たちを育てようとするものです。詳しくは、下記の「7. 博論コンソーシアム参加者募集」をご覧ください。

c) 英語セッションの設置

また、今回は、ひとつの口頭セッションを英語で発表可能にしたいと考えています。質疑応答を含め、英語を第一言語とします。積極的にご参加ください。

d) フルペーパー論文の受付

昨年度の大会に引き続き、6ページのフルペーパー論文を受け付けます。

2. 大会発表申請方法

I. 発表資格について

論文執筆者のうちの少なくとも一人が認知科学の会員(正会員あるいは学生会員)であるか、あるいは入会手続き中であることが必要です。また、入会手続き中である方の場合は、入会が認められた後、2007年7月15日までに2007年度の会費を支払ってくださるようお願いします。

II. 申請カテゴリーと形態

昨年度に引き続き、本年度もこれまでのアブストラクトに加えて、予稿集原稿と同じ形のフルペーパーも受け付けます。十分な情報を含むフルペーパーを投稿していただくことによって、査読の質も向上することが期待できます。これまで通りのアブストラクトによる申請も受け付けますが、できる限りフルペーパーで投稿していただくようお願いいたします。

a) 口頭発表・ポスター発表


発表を希望する方は、以下のいずれかを提出してください。

・2000字程度のアブストラクト

・大会論文集仕上がり6ページ以内で偶数ページ(2ページ、4ページ、6ページのいずれか)の完成原稿(フルペーパー)


同時に発表希望形態として「口頭」または「ポスター」のいずれかを申請してください。アブストラクトの2000字の中には図や表、文献リストは含めなくて結構です。なお、2000字のアブストラクトで投稿した場合は、大会論文は2ページとなります。


b) ワークショップ


今年も例年通りワークショップの提案を募集します。タイトル、狙い、発表者の構成などの企画案を提案してください。形式は自由ですが、わかりやすいものをお送りください。すべてのワークショップ案を受け付けられるとは限りません。採否の決定はプログラム委員会におまかせください。

ワークショップの提案は、3月16日までに企画案をまとめて、

            jcss2007-pc @ jcss.gr.jp

までお送りください。


c) 博論コンソーシアム


 博論コンソーシアムについては、下記の 7.をご覧ください。


III. 締め切りなど重要な日程


a) 重要な日程


発表申し込み締め切り: 2007年3月3日(土)

ワークショップの申し込み締め切り: 2007年3月16日(金)

博論コンソーシアムの申し込み締め切り: 2007年3月16日(金)

査読結果の連絡: 2007年4月30日(土)前後

発表論文集掲載用原稿提出期限: 2007年5月31日(木)


b) 発表申込み


発表申込みは、http://www.jcss.gr.jp/meetings/JCSS2007/entry/ からお願いします。


発表申し込み締め切り: 2007年3月3日(土)


c) 参加申込み・参加費用


参加の事前申込みもオンラインで行う予定です。(現在準備中)

大会参加申込み費用は以下の通りです。早めに支払っていただけますと幸いです。


+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+

|             |  正会員  | 学生会員  |  非会員  |

+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+

|事前登録(6月30日まで)| 6,000円| 3,000円| 9,000円|

|当日登録(7月 1日以降)| 7,000円| 4,000円|10,000円|

+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+

振り込みは、下記の銀行口座にお願いします。


みずほ銀行 成城支店(445)

普通口座 1041504

認知科学会成城支部(ニンチカガクカイセイジョウシブ)


なお、企業・団体に属するメンバーが公費で支払い手続きをされる場合、会員名がわからずに困ることがあります。どなたの支払いかを特定するのに手間がかかりますので、所属組織経由でお支払いをされる場合は、次の情報を「大会参加申し込み時に」あらかじめ、実行委員会にご連絡ください。


    いつ

    どの銀行から

    誰の名義で振り込んだか(当該組織の会計担当者・職名になることがあります)

    複数名の参加費をまとめて振り込む場合も同様です。明細をお知らせください。


領収書は、大会当日の配付資料とともにお渡しします。



3. 査読


申請された論文に際しては、いずれのカテゴリに提出されたものも最低2名の査読者をつけ、内容についてのコメントを付して審査結果を連絡します。発表全体のバランスを考えて、希望以外のカテゴリ(口頭・ポスター)での発表をお願いすることがあることをご了承ください。


4. 大会発表論文集原稿


アブストラクトで申し込まれた方は、採択された場合には仕上がり2ページの完成原稿を書いていただきます。また、申請が完成原稿でなされた場合、査読結果によっては若干のページの短縮をお願いすることがありえますので、その点はご了承ください。


発表論文集掲載用原稿提出期限の2007年5月31日(木)

までに、大会ホームページ(現在作成中)から完成原稿をPDFで送付ください。


PDFが作成できないときは、上記期日消印有効で下記まで印刷原稿を郵送してください。


〒157-8511 東京都世田谷区成城6-1-20

成城大学社会イノベーション学部内

第24回日本認知科学会大会事務局 宛


5. 査読者の公募


本大会の投稿原稿の査読を引き受けてくださる会員を広く公募いたします。2006年2月末日までに、ご氏名、査読連絡用メールアドレス、査読可能分野、査読可能本数、査読経験(対象と年数、査読経験のない方は研究略歴)を以下のページからご登録ください。


査読者登録ページ

http://www.jcss.gr.jp/meetings/JCSS2007/reviewers.html


6. 発表論文の公開について


今回は、発表論文を事前(おおむね大会1週間前、そして大会後数週間)に、学会会員に限定した形で、Web

で公開したいと考えています。そして、事前に著者に対する質問やコメントなどを書き込むことを可能にしたいと考えています。とりわけポスターセッションなどで質疑時間が不足することが多くありますが、この場をもってそれを補えるようにすることを試みます。


最初の試みですので、いろいろと不十分な点もあるかとは思いますが、ぜひ皆様、積極的にご参加いただきたいと考えております。


なお、特許その他の関係上、会期前に公開するのは困るという方は、事前にお申し出いただければ公開しないということも可としたいと思います。


7. 博論コンソーシアム参加者募集


日時:2007年9月2日(日)

場所:東京都内(未定)


今年の認知科学会大会では、前日の9月2日に「博論コンソーシアム」を企画しています。博論コンソーシアムは、博士論文をそろそろ書き上げる予定の、または最近書き上げたばかりの若手研究者が、認知科学研究に長く携わってきた複数の研究者から研究のやり方や論文のまとめ方について多方面からの意見やコメントを得て、研究をよりおもしろくかつ有意義なものにするための話し合いを行う場です。会はコメント役のメンター数人と、公募によって選出された若手研究者数名とのワークショップ形式で開催し、公開しません。今年初めての試みですが、認知科学会が毎年の大会に併置して開催する学会企画とすることを計画しています。

今年度は、2009年夏ごろまでに博士号を取得する予定で論文を準備中の方、または2007年度に博士号を取得した方の中から5名程度を対象に、1件1時間程度の発表ならびにコメントと議論を予定しています。参加したい方は、論文の梗概を10ページ以内にまとめ、3月16日までに

    jcss2007-doc @ jcss.gr.jp

までお送りください。応募者が予定人数を超えた場合は、博論コンソーシアム企画部が査読し、参加していただく人を選定します。コメント役のメンターは、現会長、大会プログラム委員長、企画部メンバーを中心に、選抜された論文の分野を考慮して学会運営委員などから企画部が選定し、学会からの依頼を受けて参加可能な方にお願いする予定です。

博論コンソーシアムに参加する若手研究者に対しては、コンソーシアム会場(原則として学会会場近辺を予定しています)までの往復交通費、学会開催までの一泊の宿泊費、コンソーシアム参加にかかる食費など経費、ならびに大会登録費(懇親会費を除く)を支給します。奮って申請下さい。


2007年度 博論コンソーシアム企画部 (jcss2007-doc @ jcss.gr.jp)

中京大学 三宅なほみ・白水始



8. お問い合わせ先


大会関係のお問い合わせは

大会運営一般に関して jcss2007-orgjcss.gr.jp

大会発表、査読、プログラム一般に関して     jcss2007-pcjcss.gr.jp

博論コンソーシアムに関して jcss2007-docjcss.gr.jp


までお願いいたします。

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(©JCSS2007実行委員会, 成城大学)