研究分野で検索

文化人類学

  • OS01-3
    田平博嗣 (株式会社 U'eyes Design)
    本稿では、アンケートやインタビュー調査で得られる意識下のデータと、行動観察やエスノグラフィック調査で得られる無意識下の行動データの比較、意味づけする。また、意識下のデータと無意識下のデータで構造化される認知的クロノエスノグラフィのプロセスと事例を示すことで、その特長とデザインリサーチとして期待される成果について述べる。
  • OS12-4
    榎本美香 (東京工科大学)
    伝康晴 (千葉大学)
    本研究では野沢温泉村でのフィールドワークの成果を報告する。祭りの支度を共に行うことで、共同体〈心体知〉が経年的に習得されることを示す。心は成員たちの価値観や見識というエートス、体は力や身体配分などの共同活動技法、知は祭具の名称や用法などの共有知識を指す。祭りの準備活動3年間分の相互行為データと当事者の内省的叙述を分析する。参与者たちの動きは経年的に状況に応じた相互連携性を帯び、共同活動への参与技法が〈身体知〉であることを示す。
  • OS12-9
    松香敏彦 (千葉大学文学部)
    小谷慎吾 (千葉大学)
    伝康晴 (千葉大学)
    牛谷智一 (千葉大学)
    本研究では、フィールド調査で得た知見をコンピュータ上にモデル化し、現実の条件とは異なる条件での結果と比較することで、そのフィールドの本質が何であるかにせまることを試みる。具体的には、小谷(2002, 2010)のフィールドデータのエッセンスを反映したコンピュータシミュレーションを用いて、無作為な作付け行動がまさにこのフィールドにおける文化的回復力の源となっていることを示す
ページのトップへ戻る