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相互行為分析

  • OS12-3
    坂井田瑠衣 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科)
    諏訪正樹 (慶應義塾大学環境情報学部)
    3者以上の多人数インタラクションにおいて,話し手はしばしば任意の聞き手を宛先として特定しようとする.しかしフィールドの活動に埋め込まれた相互行為では,身体配置や環境の制約を受け,宛先の特定は必ずしも容易でない.本発表では,歯科診療のフィールドにおいて,歯科医師から患者/歯科衛生士への宛先の特定に曖昧さが生じる事例を分析する.その上で,同じく多人数インタラクションに特徴的な傍参与という構造によって,宛先特定の失敗が回避されうることを示す.
  • OS12-7
    牧野遼作 (総合研究大学院大学複合科学研究科)
    古山宣洋 (早稲田大学人間科学学術院)
    坊農真弓 (国立情報学研究所コンテンツ科学研究系・総合研究大学院大学複合科学研究科)
    本稿では,実験環境会話データとフィールド環境会話データと分類されうる2種類の会話データの収録冒頭部分の比較検討を行った.参与者たちが自発的に環境を構築し,研究者の介在がなくても会話を行ったのかという観点から,実験/フィールド環境は区別されている.しかし,この環境の差異に関わらず,参与者はそれぞれの環境中で適切な参与者として振る舞うことをしている点では,同様のデータとして扱うことができることを示す
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