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聴覚情報処理

  • P1-30
    桃川智行 (明治大学/JST CREST)
    富澤創 (明治大学/JST CREST)
    樋田浩一 (明治大学大学院/JST CREST)
    上野佳奈子 (明治大学/JST CREST)
    嶋田総太郎 (明治大学理工学部)
    外界の事象を知覚処理する上で,事象に伴う感覚刺激の時間的整合性は極めて重要である.そこで,本研究では,周期的に呈示される聴覚刺激列中に遅延を挿入した際の脳波計測から,遅延検出の知覚特性を検討した.実験の結果,挿入する遅延が大きくなるに従い,事象関連電位(N300成分)の振幅が増大し,更に,遅延の検出回数と相関関係がみられた.このことから,N300成分は聴覚刺激列中の遅延を検出する神経活動を反映した成分である可能性が示された.
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