プログラム順
[OS11-1] 学校内外の学びをつなぐ (1) パネルディスカッション
9月16日(金)
13:00 - 15:30
会場:A24(情報科学研究科棟2階)
ICTやデータサイエンスの力で,学校でのフォーマルな学習と学校外でのインフォーマルな学習をシームレスに支援・評価する世界が実現されつつある.学校内でも,毎日の授業に見られる子供同士の会話や子供と教師のやり取りなど相互行為を可視化・数量化し,授業改善につなげる試みも始まっている.しかし,テクノロジが力を増したこの世界で私たちがいかなる教育を行いたいのか,学校の中だけでも多様で複雑な子供たちの学びの過程を,さらに学校の外といかにつなぐのかについては十分に検討されていない.またはそもそも,学校の内/外,もしくはフォーマル/インフォーマルといったような二元論的な学習の捉え方自体が,この議論を停滞させる要因のひとつになっているのかもしれない.
2015年度は,上記の問題意識のもとで,機関誌『認知科学』に同名の特集号が企画された(「学校内外の学びをつなぐ」).本特集号は,2016年9月発行の学会誌に掲載予定である.よってこのオーガナイズドセッションは,上記『認知科学』の特集号の趣旨に依拠したセッションとなる.
本セッションでは,学校内外の学びを広く対象として,学習科学や行動科学,データサイエンス,状況論的アプローチ,認知論的アプローチなど学問分野や手法を問わず,学校内外の学びをいかにつなげるか,人の一生に亘る学習をいかに支えるかに資する研究を集め,私たちがこの先,テクノロジの力を使いこなして,どのような世界を創り出していくべきかの議論を交わす機会としたい.
なお本セッションは,SIG DEE(教育環境のデザイン分科会)の協力を得て実施される.
キーワード:学習,学校,学習科学,状況論的アプローチ,データサイエンス
(1) パネルディスカッションでは,「認知科学」誌上の23巻3号特集「学校内外の学びをつなぐ」(2016年9月発行)を基に,特集への掲載が決まっている二人の若手研究者の論文を材料として,「学校内外の学びをつなぐにはどうすればよいのか」,「それを学術論文として有意味な形で発表していくにはどうすればよいのか」という二つのテーマについて,対面でインタラクティブな議論を引き起こすことを目的としている.
齊藤萌木,飯窪真也,宮崎清孝,村山功,山住勝広,白水始
2015年度は,上記の問題意識のもとで,機関誌『認知科学』に同名の特集号が企画された(「学校内外の学びをつなぐ」).本特集号は,2016年9月発行の学会誌に掲載予定である.よってこのオーガナイズドセッションは,上記『認知科学』の特集号の趣旨に依拠したセッションとなる.
本セッションでは,学校内外の学びを広く対象として,学習科学や行動科学,データサイエンス,状況論的アプローチ,認知論的アプローチなど学問分野や手法を問わず,学校内外の学びをいかにつなげるか,人の一生に亘る学習をいかに支えるかに資する研究を集め,私たちがこの先,テクノロジの力を使いこなして,どのような世界を創り出していくべきかの議論を交わす機会としたい.
なお本セッションは,SIG DEE(教育環境のデザイン分科会)の協力を得て実施される.
キーワード:学習,学校,学習科学,状況論的アプローチ,データサイエンス
(1) パネルディスカッションでは,「認知科学」誌上の23巻3号特集「学校内外の学びをつなぐ」(2016年9月発行)を基に,特集への掲載が決まっている二人の若手研究者の論文を材料として,「学校内外の学びをつなぐにはどうすればよいのか」,「それを学術論文として有意味な形で発表していくにはどうすればよいのか」という二つのテーマについて,対面でインタラクティブな議論を引き起こすことを目的としている.
齊藤萌木,飯窪真也,宮崎清孝,村山功,山住勝広,白水始
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OS11-1-1
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OS11-1-2本稿は,小学校3年生21人による仮説実験授業『空気と水』の記録を「説明モデルを構成する要素」,「説明モデルの枠組み」という2つの視点から分析することにより,協調問題解決場面で生じる社会的建設的相互作用による説明モデルの精緻化プロセスに,「要素単位で知識を柔軟に変化させていくプロセスとしての側面」と,「枠組みレベルで各人に固有の説明体系を整備していくプロセスとしての側面」という2つの側面が相補的に存在することを明らかにした.
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OS11-1-3本稿では,複雑な学校現場において継続的に発展し続けることに主眼を置いた学習理論の社会実装のためのシステム形成の試み(Design Based Implementation Research, DBIR)の日本における先駆的事例として,東京大学 大学発教育支援コンソーシアム(CoREF)と教育委員会との研究連携を取り上げ,これまでの学習理論の社会実装の試みから導き出した2つの初期仮説を枠組みとしてそのシステム構成要素を検証するとともに,その6年間のスケールアップ展開の検証を通じて第3の仮説を提示する.