スケジュール順
[O2] 口頭発表2
9月14日(木)
9:00 - 10:20
会場:101講義室
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O2-1子供の学びを認知的に分析し,次の授業デザインに繋げる継続的な授業改善の力量向上が学校現場に求められているため,本研究は,クラス全体の学習遷移の機械的分析と学習者個人の事例的プロセス分析を融合する評価手法を提案した.現代国語の知識構成型ジグソー法授業二回分の全学習者の全発話・記述を対象に,各時点でのことばの新規性をパタンマッチで分析し,他者からの取り込みを同定して,そこに至る理解プロセスを解明することに成功した.
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O2-2発話末の予測にかかわる音響的特徴を明らかにするために,自発発話の韻律情報の時間的な変化の分析を行ない,韻律変化が発話末予測の手がかりとなりうるかどうかを検討した.その結果,日本語において話者移行適格場を表す統語要素とされている発話末要素の存在が韻律変化に関連していることがわかった.さらに,発話末要素を除去した音声を被験者に聴かせ,発話末予測の度合いを測る知覚実験を行った結果について報告する.
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O2-3本研究では,エージェントとの会話において,どのような認知情報処理が影響するのかを検討した.既有知識に基づくトップダウン処理と,相手の振舞いに基づくボトムアップ処理に着目し,エージェントの印象とエージェントへの注視行動に与える影響を検討した.エージェントに対する認識の要因と,エージェントの振舞いの要因を操作し,言語選択課題を行った.その結果,エージェントの印象は2つの処理の影響を受け,注視行動はボトムアップ処理の影響を受けていた.
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O2-4本稿においては,実験的ワークショップ授業を事例にとり,定量および定性調査と分析を行った.その結果より,自然発生した触媒的参与者の集団機能に焦点を当て,それが意識的ではない主導的機能として働き,他の集団機能に働きかけ,集団のアウトプットに自分の意思を反映させるという影響力を考察した.また,暗黙的な影響力の行使を行う触媒的機能は主導的機能であると定義した.