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ロボティクス

  • OS11-2
    小山虎 (大阪大学基礎工学研究科, JST ERATO)
    石黒浩 (大阪大学基礎工学研究科, JST ERATO)
    本論文では、心を備えたエージェントを工学的に実現するためのアーキテクチャを提案する。これは哲学と人工知能における心や自己の研究の流れを踏まえ、両者を統合したものである。既存のアーキテクチャとの比較的優位性や進化的妥当性についての議論に加えて、本アーキテクチャの学際的価値をロボット工学、哲学、認知科学などの観点から論じる。
  • OS11-13I
    依頼講演
    岡田美智男 (豊橋技術科学大学)
    「どこか不完全なのだけれど,なんだかかわいい,放っておけない……」というような感覚を抱かせる〈弱いロボット〉に着目し,こうした他者との関係を指向するソーシャルなロボットと人とのコミュニケーションや関係形成に関する研究を進めてきた.本発表では,筆者らの構築を進める〈弱いロボット〉と人とのインタラクションの事例をいくつか取り上げ,人とロボットとの「持ちつ持たれつの関係構築」に向けたアプローチについて検討する.
  • OS11-14
    内田貴久 (大阪大学,JST ERATO)
    高橋英之 (大阪大学,JST ERATO)
    伴碧 (同志社大学)
    島谷二郎 (大阪大学,JST ERATO)
    吉川雄一郎 (大阪大学,JST ERATO)
    石黒浩 (大阪大学基礎工学研究科, JST ERATO)
    本稿では,人間とアンドロイド,小型ロボットを傾聴者とした際,被験者の自己開示態度がどのように変化するかを調査した.その結果,ロボットは人間と同程度の自己開示に関する発話を引き出すことが可能であることが示唆された.さらに,自己開示項目に関して,ロボットはネガティブな内容に関する自己開示を引き出しやすく,その中でも特に,人間に比べて情緒的側面に関する自己開示を引き出しやすい傾向が示された.
  • OS11-15
    熊崎博一 (金沢大学子どものこころの発達研究センター)
    吉川雄一郎 (大阪大学大学院基礎工学研究科)
    松本吉央 (産業技術総合研究所ロボットイノベーション研究センター )
    石黒浩 (大阪大学基礎工学研究科, JST ERATO)
    宮尾益知 (どんぐり発達クリニック)
    三邉義雄 (金沢大学子どものこころの発達研究センター)
    菊知充 (金沢大学子どものこころの発達研究センター)
    自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)者にとって就職面接は社会参加への大きな障壁になっており、ASD者への就職面接支援は喫緊の課題となっている。我々はアンドロイドを介した模擬就職面接を設定し、その効果と課題について検討した。5日間という短い期間ではあったが、アンドロイド面接群において経過の中で就職面接に対する自信が改善傾向にある方が多数いることを示した。