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向社会的行動

  • P2-46
    石川悟 (北星学園大学文学部)
    向社会的行動をとるとき,行動によって自身が得るであろう利益と,同時に生じるコストや不利益とについて考慮する,ある種の葛藤事態に置かれると考えられる.そこで「貸与行動」をとるか否か,そしてその時考慮する内容について質問紙実験で尋ねた結果,「貸与行動」は親密度が高い相手ほど生起しやすいものの,その時には「ケチだと思われたくない」や「罪悪感を感じたくない」といった利己的な理由も考慮されることが示された.