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近赤外分光法
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P1-25F本研究は,統語処理優位性仮説を検証した。刺激として,意味逸脱句,統語逸脱句,統制句の3種類を用いた。参加者は,刺激を黙読し再認した。課題遂行中の参加者の脳内酸化ヘモグロビン(Oxy-Hb)濃度の変化を近赤外分光法(NIRS)を用いて測定した。分析の結果,意味逸脱句のとき,左下前頭回と左中側頭回が活性化した。統語逸脱句のとき,左中側頭回は活性化しなかった。これらの結果によって,日本語においても統語処理の優位性があることが示唆された。