日程

シンポジウム1 (Sym1)

8月31日(金) 10:20 - 11:50
会場:B棟2F グランドホール
パネリスト:
杉浦元亮(東北大学)・梅田聡(慶應義塾大学)・川崎真弘(筑波大学)
指定討論者:
鈴木宏昭(青山学院大学)・開一夫(東京大学)
企画:
嶋田総太郎(明治大学)・永井聖剛(立命館大学)
司会:嶋田総太郎(明治大学)
シンポジウム
嶋田総太郎 (明治大学理工学部)
永井聖剛 (立命館大学)
杉浦元亮 (東北大学)
梅田聡 (慶應義塾大学)
川崎真弘 (筑波大学システム情報系知能機能工学域)
鈴木宏昭 (青山学院大学教育人間科学部)
開一夫 (東京大学)
人間の認知能力が身体の物理的および脳内処理に多大に依存していることは、現在の認知科学、心理学、脳科学の分野では十分に浸透してきた。中でもミラーニューロンの発見により、社会性やコミュニケーションの根底に身体表現が介在することが示唆されると、身体性と社会性の認知科学はもはや不可分のものとして捉えられるようになってきた。さらには、人間において特に発達している「心の理論」の能力との関連についても深く掘り下げられるようになっている。
本シンポジウムでは、このような身体性と社会性をつなぐ認知神経科学分野で活躍してきた第一線の研究者3名を招き、自己認識、感情と社会性、コミュニケーションなどに関する最新の研究成果を紹介いただくとともに、それらを踏まえた分野全体の今後の発展性と展望について述べて頂く。さらに、これに対して指定討論者からコメントを頂き、全体討論へと拡げていく。ここから身体性・社会性認知科学の新たな展開が生まれる契機となることを期待したい。