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相互行為研究

  • sP1-80
    牧野遼作 (早稲田大学人間科学学術院)
    門田圭佑 (早稲田大学人間科学研究科)
    人々がペンを用いる相互行為場面を対象とし,書き始めるタイミングと,ペンを持ち方についての探索的な定量的検討の結果を報告する.対象としたデータは,2名の参与者による,書字行為を含む順番決定課題会話であった.分析の結果,相互行為内で書字行為を開始する3秒前から,書き手も書き手とならない参与者も書くためのペンの持ち方に変える頻度が多いことが示された.さらに他者が書くための持ち方をしたとき,自身はペンの持ち方を抑制する可能性が示唆された.