日程
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口頭発表1: インタラクション (O1)
9月5日(木)
9:30 - 10:50
会場:共21
座長:大澤博隆(筑波大学)
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O1-1本研究では,ラグビー選手の疾走に対する認知過程について明らかにすることを目的とした.方法として,ラグビー高校日本代表選手が記述した言語報告を要素化し,プロットグラフを作成した.考察から,(1)疾走に伴うスピード・加速の体感,(2)ラグビーへの応用,が共通した認知として示唆された.また,ポジション別によって差異が確認され,(3)フォワードは腕振りを意識,(4)バックスは下肢の動作を意識,などが特徴ある傾向として示された.
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O1-2人間とのコミュニケーションを目的としたロボットが,我々の日常生活空間に急速に普及しつつある.我々はこれらのロボットを「何者」と認識しているのであろうか.本研究ではこの問いに対して,ロボットが日常生活空間に普及することで起こりうる状況を想定した「日常的モラルジレンマ課題」を提案した.本稿では,この日常的モラルジレンマ課題によって,ユーザがロボットおよびその設計者,製造者,使用者をどのように認識しているのかについての調査結果を報告する.
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O1-3机の運搬課題を用いたかけ声・動作による共同作業の時系列分析共同作業において、かけ声を伴う身体動作の同期メカニズムを探るため、テーブルをはさんで対面している二人が机を運搬する「机運搬課題」を用いて相互行為を記述・分析した。30人の学生に15組のペアを組んでもらい課題を行ってもらった結果、同じ種類のかけ声をかけ、かつ、発声のタイミングが揃っているペアは15組中3ペアに過ぎなかった。また、いったん持ち上げた後、相手の持ち上げが起こってから改めて力を入れるフェーズがしばしば観察された。 -
O1-4上演芸術では,他者と豊かな関わり合いが営まれ魅力的な表現が披露される.本研究では、同期理論を用いてこの関わり合いを検討する枠組みの構築を目指した.ブレイクダンスのバトルを対象とし、ダンサー間・ダンサーとDJ間の振る舞いの対応関係を検証したところ,単純な同期を超えた多様な部位間の複雑な対応関係が見られ、時間経過によるそれらの動的な変化が示された.上演芸術のインタラクション理解には,以上の関係性を捉える同期理論の拡張が必要と考えられる.