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口頭発表4: 認知の個人差と社会応用 (O4)
9月7日(土)
9:00 - 10:00
会場:共21
座長:川崎真弘(筑波大学)
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O4-1本研究では,コミュニケーション形成における個人特性として,自閉傾向に注目する.この特性は,社会的に不利と考えられている特性である.本研究では,コミュニケーション成立における自閉傾向の影響を分析する.本研究の実験においては,自閉症スペクトラム指数と新規なコミュニケーションの形成に有意な相関が認められた.このことから,自閉傾向は,コミュニケーションシステムの形成において有効に働いたと考察された.
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O4-2本研究では,スマートスピーカーによる子育て支援の議論に向けた基礎的な知見の提供を目指して,そもそも子どもが対話型スピーカーに対して興味や関心,親密さなどに基づいてどのような行動を示すかを性格特性に着目して検討を行った.対話遊びを主とする観察実験の結果,情緒が安定している,神経質ではない,あるいは家庭とは異なるコミュニケーション環境に適応していると母親に評価された子どもほど活発に遊ぶことを確認した.
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O4-3学校になじめず学習への意欲を失っている児童に対し,活動から教科学習への展開をはかるActivity Based Learning(ABL)を実施した。地域の特産品である小麦をテーマとし,小麦から小麦粉をつくる活動を通し,理科や算数,国語等の教科学習へ展開した。学年や習熟度の違う児童が参加したが,活動を切り口に意欲を高め,リアリティを伴った知識の習得や教科学習の必然性の気づき等,共通の場から個別化された学びを達成している様子が観察された。