日程

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オーガナイズドセッション (OS09)

ゲーム研究の新展開と認知科学
9月7日(土) 12:45 - 15:15
会場:共41
オーガナイザー:伊藤毅志(電気通信大学),松原仁(はこだて未来大学),山本雅人(北海道大学),狩野芳伸(静岡大学),大澤博隆(筑波大学)
  • OS09-1
    ゲーム研究の新展開
    その他
    Alpha Zeroに代表される深層強化学習の登場は、ゲームAIの研究の状況を一変させた。これまで難しいとされた人間の熟達者のプレイは、セルフプレイによる強化学習によって超えられる可能性が示された。人間にしかできないと思われたことが徐々に機械に置き換わりつつある状況下で、ゲームを題材とした研究から見た人間にしかできないこと、また賢くなったゲームAIと人間の新しい付き合い方がもたらす新しい認知科学的研究について本OSの開催趣旨を説明する。
  • OS09-2
    公募発表
    井上直紀 (静岡大学)
    森田純哉 (静岡大学情報学部)
    本研究では,ジレンマ環境での新規なコミュニケーションシステムの成立と変化について,ゲームを用いて実験的に検討した.ゲームでは,利益を独占する行動と二者間でやり取りされるメッセージの曖昧さに相互関係があると想定された.ゲームを用いた予備的な実験の結果から,曖昧な意味付けを含むコミュニケーションの生起の可能性が示された.その上で集団実験を行い,生起したコミュニケーションに多様性があることが確認された.
  • OS09-3
    公募発表
    浅野旬吾 (電気通信大学)
    伊藤毅志 (電気通信大学)
    本報告では,正体隠匿型の多人数ゲーム「DREAMS」を紹介する.本ゲームの特質について述べ,このゲームでは,非言語的コミュニケーションにおける解釈や相互理解が必要なゲームであることを説明する.そして,このゲームをコンピュータ上で対戦するために現在開発中のデジタルプラットフォームについて説明し,このゲームを用いて考えうる認知科学的研究について説明する.
  • OS09-4
    公募発表
    汪博豪 (筑波大学)
    大澤博隆 (筑波大学)
    本研究では、ユーザー自身の意思によって変化する発話に対応できる人狼ロボットを実装し、制限が少ない自由会話をできる多人数会話システムを構築した。本システムを用いてロボットの3種類の視線に対する印象評価を行った。その結果によって、人間プレイヤーから目を逸らす視線行動が人間プレイヤーとの友好度を下がることに至る傾向を確認できた。
  • OS09-5
    パネルディスカッション
    伊藤毅志 (電気通信大学)
    松原仁 (はこだて未来大学)
    山本雅人 (北海道大学)
    狩野芳伸 (静岡大学)
    大澤博隆 (筑波大学)
    ディープニューラルネットワークを用いたゲームAIの登場によって,近年ゲームを題材とした研究は大きな転換期を迎え,二つの方向性に分化を始めている.一つは,人間を超えるほどのゲームAIと人間との付き合い方を考える研究分野であり,もう一つは,現在のAI技術を以てしても困難なゲームを模索する研究である.本オーガナイズドセッションでは,近年のゲームAI研究に起こっていることを振り返り,認知科学におけるゲームの新しい研究分野について議論する.

賛助団体御芳名(先着順)

(公財)浜松・浜名湖ツーリズムビューロー
(公財)はましん地域振興財団
スズキ株式会社
共立出版株式会社
株式会社 フィジオテック
株式会社 北大路書房
公益財団法人 博報児童教育振興会
株式会社 デジタルメディック
学校法人 常葉大学
株式会社 有斐閣
株式会社 ミユキ技研
トビー・テクノロジー株式会社
日本電気株式会社
M Style
株式会社 近代科学社

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後援(五十音順)

静岡新聞社・静岡放送
中日新聞東海本社
浜松市
浜松市教育委員会

共催

静岡大学情報学部