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オーガナイズドセッション (OS12)
共創認知科学に向けた研究者と当事者の対話:当事者主導型研究と先端研究戦略
9月7日(土)
16:15 - 18:45
会場:共31
オーガナイザー:伴睦久(東京大学先端科学技術研究センター),熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター)
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OS12-1当事者参加型研究と先端研究戦略の世界的動向基調講演
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OS12-2当事者研究と共同創造基調講演
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OS12-3招待講演発表者は計算論的アプローチから発達障害の発生原理の解明を目指す,認知ミラーリング研究を推進している.社会性以前の感覚・運動レべルの困難さに着目し,自閉スぺクトラム症者の感覚から運動に至る認知過程を,相互作用をとおして学習・推定する神経回路モデルを開発してきた.本発表では,本モデルを用いた学習実験の結果と,ASD者の視覚過敏・鈍麻を再現する ASD 視覚体験シミュレータを紹介する.
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OS12-4公募発表四肢切断後には,失った四肢があたかも存在しているような“幻肢”を経験する.しかしながら,この幻肢の形・大きさの歪み(テレスコーピング現象)は,幻肢痛リハビリを阻害することから,どのようなリハビリ手続きによってこれが是正されるのかを明確にしておく必要がある.我々は,幻肢痛を有する単一症例において,歪んだ幻肢のサイズに合わせた視覚像を仮想空間内で付加することが,幻肢の歪みを是正する最も効率的なリハビリ手続きであることを明らかにした.
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OS12-5招待講演本発表では、障害の社会モデルに基づくASD研究の方向性として、1) 自己に帰属される可変性の低いimpairmentの特定と、2) 社会的障壁の特定と除去という2つの重要性を確認し、それを進めていく枠組みとしての当事者研究や共同創造の重要性を主張する。
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OS12-6自閉スペクトラム症者の特異的な知覚に対する心理学的共創研究招待講演本研究では,自閉スペクトラム症 (ASD) 者の有する特異的な知覚の基礎にある過程は何なのか,またASD者の特異的な知覚を健常者が理解することでASD者に対する態度がどのように変容するのかを,心理学的手法で解明してきた。発表では,これまでの成果を概説するとともに,研究を進める中で本研究が当事者と科学者とでどのように共同創造を行ってきたかを科学者の視点から解説し,共同創造の現状と今後の展望について考察する。
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OS12-7公募発表回想法の問題として個人間での効果の差異が指摘されている.この問題を回避しつつ,個人の感情を統制する回想支援を実現するため,認知アーキテクチャACT-Rによる自伝的記憶のモデルに生理指標を組み入れた写真スライドショーシステムを開発している.本報告では,本システムによる回想支援に対する個人傾向と心理的状態との関連を検討する.回想法の実施前後で心理的状態の変動を分析し,モデルによる回想支援の効用と課題を明らかにする.
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OS12-8招待講演本講演では、当事者・支援者・研究者などが参加する対話的実践や共同研究・共同開発の取り組みについて紹介し、そこから見えてきた課題を手掛かりに、共創科学における「当事者」は誰が担うのか、当事者と研究者をどのようにつないでいくべきか、という問題について論じていく。