日程 9月8日(金) 10:35 - 12:35

オーガナイズドセッション (OS02)

会場:アトリエ
実践的研究の現在―文化的実践における認知研究の相互理解に向けて
オーガナイザー:
土倉英志(法政大学)
郡司菜津美(国士舘大学)
  • OS02-1
    実践的研究の現在―文化的実践における認知研究の相互理解に向けて
    土倉 英志 (法政大学)
    企画趣旨:フィールドや活動に関与するスタンスをとる実践的研究という方法/生きかたに焦点をあてる。人びとのいとなみを「よりよいもの」とすることを目指す実践的研究は、定型的な方法や手続きがあるわけではない。対象とかかわる/向き合うやりかたには研究者それぞれの工夫があるに違いない。こうしたことを、人びとのいとなみをよりよいものとすることと関連する活動であるデザインを補助線に考えてみたい。
  • OS02-2
    つながりを紡ぎ編み合わせる社会的なデザイン
    招待講演
    須永 剛司 (東京藝術大学、公立はこだて未来大学、上田女子短期大学)
    かつてデザインは、製品や建築、グラフィックスなどの対象を(客体ととらえ)デザイナーが見て描き形づくってきた。今日、デザインは、それら利用者の経験の形、さらに学びや仕事、遊びや対話など人びとの営みの形づくりに対象を広げている。そのときデザイナーはそれら対象の内に人びとが生活していることに驚き、当惑し、主体的につながる(共同する)やり方を見出す。そんなデザイン実践を紹介し、つながりを紡ぎ、編み合わせる「社会的デザイン」について考えます。
  • OS02-3
    公募発表
    原田 泰 (公立はこだて未来大学)
    南部 美砂子 (公立はこだて未来大学)
    本研究では,デザイン専門家がプロジェクトの中で専門性を発揮する方法を探っている.独創性や再現性の問題に着目し,デザイナーと周囲のメンバーの相互作用を重視した分析・考察を行った.関係構築と主体性の喚起がプロジェクト推進に重要であり,そのためにはプロジェクトの開始前と終了後のメンバーの関係性や活動にも注目した.プロジェクト単位ではなく,ライフワークとしてデザイン活動を捉えることがデザインの専門性を捉える手がかりと考えられる.
  • OS02-4
    グループワーク(ワールドカフェ:いま、ここで、私たちがつながる)
    郡司 菜津美 (国士舘大学)
    須永剛司氏による招待講演、公募発表を踏まえて、実践的研究をテーマとするワールドカフェ形式のグループワークを実施する。フロアのみなさんとともに交流を楽しみたい。