10月12日(土) 14:40 - 16:40
オーガナイズドセッション (OS-1-1)
会場:教育学部159
大規模言語モデルと生成人工知能を踏まえた英文作成支援ツールの活用による英語の自律的相互学習
原田康也(早稲田大学)
森下美和(神戸学院大学)
坪田康(京都工芸繊維大学)
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OS-1-1-1物語の楽しさと重要性基調講演LLMとGen-AIの時代となり、学生たちにいかにして作文を書くように促すかが重大な課題となっている。そこで重要なのは、学生ひとりひとりが自分自身の物語を紡ぎだす訓練である。本発表では、自律的相互学習の環境の中で、学生が実際に自分自身の身の回りの出来事や過去の経験を出発点に、現代社会のさまざまな問題についてどのように考えるかを説明する口頭発表と文書作成を行う過程について紹介する。
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OS-1-1-2コロケーションと文法チェッカー基調講演一般に広く使用されている文法チェッカーは、コロケーションの不整合に対する修正が必ずしも十分ではない。国立清華大学で開発されたLinggleに日本人大学生の作文を入力し、Grammarlyと比較してみたところ、句読点の使用も含め、文法に関する指摘はGrammarlyが圧倒的に多く、一方、コロケーションに対する指摘はLinggleのほうが多かった。本件については、他学会で一部発表済みであるが、新たなデータを加えながらその概要を紹介する。
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OS-1-1-3LLMとGenAIの時代における英作文作成支援招待講演We will discuss several English writing support tools such as Linggle-W and Clever Fox, which are being developed for non-native writers of English at the Natural Language Processing Lab of National Tsing Hua University, Hsinchu, Taiwan.
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OS-1-1-4Gen-AIとLLMの外国語教育への応用ワークショップ本ワークショップでは、Gen-AIとLLM(大規模言語モデル)を外国語教育に応用する方法を探求します。具体的には、1.学習者の音声に対する音声認識技術、2.テキストに対する形態素解析および頻度解析の手法について実習を行います。実習にはGoogle Colabを使用するため、参加者はGoogleアカウントが必要です。プログラムの細部にわたる理解よりも、実際にツールを使いこなせるようになることを目指します。