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創造的思考

  • OS09-1
    横山拓 (青山学院大学社会情報学研究科)
    鈴木宏昭 (青山学院大学)
    本論文は洞察問題解決の熟達化におけるメタ学習のプロセスを明らかにする.被験者1名に複数の洞察問題を解かせる実験を行ったところ,被験者が多様な問題群に対する向き合い方,すなわち知覚と行為を協調させながら,外的環境との巧みな相互作用を通じて問題を解決しようとする態勢(disposition)を形成していくことが示された.この過程は学習や発見の起こし方それ自体が学習されるメタ学習の過程であり,定型的熟達化や特定の解決策の学習とは区別される.
  • OS09-4
    寺井あすか (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
    中川正宣 (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
    楠見孝 (京都大学)
    坂上雅道 (玉川大学脳科学研究所)
    地村弘二 (慶應義塾大学理工学部)
    「AはBだ」という形式で表現される比喩の解釈として被喩辞(A)、喩辞(B)のどちらにも由来しない創発的解釈が生成される過程の神経回路に関して検討した。実験では、「AはBだ」という形式の文を被験者に提示し、自由に口頭で文の解釈を回答させ、課題遂行中の脳活動を測定した。その結果から、創発的解釈生成は、腹側内側前頭前野を中心とした大域的神経回路によって実装されており、その回路は右半球に側性化していることが示された。
  • P2-28
    新垣紀子 (成城大学)
    折戸朗子 (桜美林大学)
    本研究では、デザインなどを行う場面において、新たなアイデアの生成に「観察」がどのように影響するのかを明らかにする。紅茶を入れる場面の新しいデザインを行う実験を行った。その結果紅茶を入れる具体的な場面を観察すると、観察しない場合よりも、気づきの内容は、観察内容に依存したものとなり、生成されるアイデアは、より実現可能性の高い具体的なものになる傾向がみられた。
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