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視線

  • P1-11
    宮崎美智子 (大妻女子大学社会情報学部)
    高橋英之 (大阪大学大学院基礎工学研究科)
    拡張された行為主体感,すなわち,自分以外のものに自分を投影させる能力の発達過程を探るため,5か月児,8か月児を対象として,視線随伴課題を用いた検討を行った.自分の視線で操作できるキャラクターと操作できないキャラクターを交互に呈示し,乳児が合目的的にキャラクターの操作を行うかどうか,また自分で操作できるキャラクターに対して選好を示すかどうかを検討した.その結果,8か月において拡張された行為主体感を感じている可能性が示唆された.
  • P2-40
    都地裕樹 (明治大学大学院理工学研究科)
    嶋田総太郎 (明治大学理工学部)
    社交不安障害者は感情が曖昧な表情を負の感情に分類する傾向があることが報告されている。本研究では他者視線画像を用いて幸せから嫌悪まで表情をパラメトリックに変化させた画像に対する感情が、社交不安傾向の程度により影響を受けるかを行動実験により調査した。その結果、社交不安傾向の高い人は低い人に比べて嫌悪の感情が含まれる視線をより敏感に検出した。これは視線からの表情判断では社交不安傾向の強い人ほどネガティブな表情を知覚しやすいことを示唆している。