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バーチャルリアリティ
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OS05-1I依頼講演本論文は,ラバーハンド錯覚に代表される身体所有感の錯覚現象を,人間を「過剰に意味を創り出す」 存在として捉える「ホモ・クオリタス」という観点から理解することを試みる.特に,自己の正確な同定よりも多感覚運動情報の統合を優先し,感覚情報を世界の中に意味づけようとする人間の性質に着目する.さらに,バーチャルリアリティ技術を用いた身体所有感研究を紹介し,自己身体の変容が知覚や認知にまで影響しうることを示す.