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多変量情報理論
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OS05-5我々は、ものごとを個々の特徴の断片のリストとしてではなく、一体としての“オブジェクト”としてみることが多い。こうした認知過程を説明するためには、特徴の統合の情報処理を明確に定式化する必要がある。本研究では、特徴の統合によって構成される“オブジェクト”認知の計算理論を目指し、その基礎理論の構築を行う。情報理論を拡張して情報の合成を扱う理論の定式化を行い、その応用により身体運動など複雑な力学系から“オブジェクト”を同定する方法を論じる。