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心の理論
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OS17-3I依頼講演過去30年にわたり心の理論、特に誤信念課題を用いた膨大な研究がなされてきた。現在では、誤信念課題に誤答する段階(4歳未満)、回答の理由は言えないが正答する段階(4~7歳)、正答した上で回答の理由を説明できる段階(小学生以上)を経て発達していくことがわかっている。こうした段階を経る理由として、志向性に対する直観的な処理に対する実行機能や言語(による思考)の関連が次第に明らかになりつつある。
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OS17-6I依頼講演心の状態についての再帰的事象を認識する能力には,論理-数学的知能が関連するだろうか.本研究では,金額当てゲームを開発し,3次および5次の志向意識水準を用いた回答の割合と,論理-数学的課題(for 文)の 5次までの多重ループ課題との正答の割合の関係性を分析した.結果は,論理-数学的課題において,5次までの多重ループ課題を正答するグループは,金額当てゲームにおける3次および5次の志向意識水準を用いた回答においても,正答率が高かった.またこの正答率とマキャベリア二ズム尺度についても関連が見られた.