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神楽
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OS16-7本研究では,野沢温泉村で受け継がれてきた湯澤神社例祭の神楽の一つ,猿田彦の舞について分析する.拍子方による囃子の旋律や舞の型は決まっているが,毎回時間的に一定ではなく,特に舞の序盤と終盤ではテンポが変化している.それにも関わらず,「返し」と呼ばれる囃子の区切りでは笛と太鼓の出だしが一致する.ここでは,拍子方における相互行為の分析を通じて,動的に変化するテンポや状況の下でどのように認知された上で対処されているのかを明らかにする.