Seohui Bae
(Korea Advanced Institute of Science and Technology)
本研究は、バイリンガル脳を明らかにしたLeiらの実験結果を、さらに機能的連結性の観点から再解析したものである。朝鮮族のバイリンガルは、2つのfMRIセッションを通じ、「状況に即した翻訳なし言語切替」 (SnT)、「集中的な同時翻訳つき言語切替」(FST)のタスクを行った。その結果、自然な状況下での言語切替(SnT)には、脳の両側の言語野と、認知状態を考える上で重要な皮質領域の連携が関与していることがわかった。