キーワード索引
語用論
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P2-28本論では、「我々日本人」のように、文中で同じ役割を担い、同じ対象を表す2つの名詞句N1、N2が並列した構造を持つ [N1 N2]型の同格名詞句(nominal apposition) を対象に、Abrusάn (2016)、西山(2003)の前提とコピュラ文に関する研究を踏まえて、これまであまり議論されてこなかった情報構造、即ち、N1とN2の間の前提ー焦点構造が、同格名詞句の形成に及ぼす影響について考察する。
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P2-68昨今,ディープラーニングの進展が急速に高まりを見せながらも,人間関係を配慮した対話ではなくなっている。自然な発話だけでなく、対人配慮した会話は、生活する上で必要不可欠である。この中で,本稿は,従来の制御文により対話応答文生成のアプローチを言語学の語用論の視点、とりわけポライトネスと敬語を主とした配慮表現とを用いたものである。縦断的対話データも含め、配慮表現コーパスを作成し、分析手法も提示したものである。