日程
オーガナイズド・セッション (OS10)
ゲーム研究の新展開(2)~人智を超えるゲームAIと人間の関係を考える~
9月19日(土)
13:30 - 15:30
会場:各OS別 ZOOM会議室
オーガナイザー:伊藤毅志(電気通信大学)
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OS10-1公募発表Cooperation is one of the most fundamental human characteristics, and several interdisciplinary studies have been conducted to understand this aspect. However, despite the numerous studies conducted on the subject, a comprehensive theory regarding cooperation remains elusive. In this study, the theoretical and practical aspects of human--human, human--machine, and machine--machine cooperation are explored. Cooperation is theoretically analyzed from behavioral, mathematical, and cognitive viewpoints. The theoretical principles were applied to certain unsolved problems. Furthermore, it is demonstrated that such cooperative machines can be used to investigate the human capabilities of cooperation. The developed versatile interactive software RoCoCo, which can be used as a research tool, is presented. Finally, the possibilities and prospects of this research framework, which is termed the {\em theory of cooperation}, are discussed.
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OS10-2公募発表近年COVID-19による影響で、ビデオ会議を利用したコミュニケーションの機会が急増している。しかし、ビデオ会議ではコミュニケーションの情報量で大きな割合を占めるジェスチャーが映りづらく、円滑な意思決定に影響を及ぼす可能性がある。コミュニケーションゲーム「人狼ゲーム」を用いることで、ビデオ会議におけるコミュニケーションを分析できると考えている。本研究では、ビデオ会議上で人狼ゲームを行うための実験フレームを設定し、予備実験を行った。
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OS10-3公募発表本研究では,正体隠匿型の非言語的コミュニケーションゲーム「DREAMS」を用いて,人間の相手モデル形成過程に関する認知科学的実験を行った.その結果,対戦を繰り返す中で相手から同じ意図を持った行動が繰り返され,その行動に関する推測が行われ,その結果を確かめる過程を経ることで,徐々に相手モデルが構築されていく様子が観察された.
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OS10-4パネルディスカッションゲームが認知科学の主要なテーマであり続けていること,近年ゲームAIの研究が大きな価値観の転換を与えていることについては,昨年のOSで説明してきた. 今年のオーガナイズドセッションでは,本セッションに応募された3件の一般発表に加え,実環境の影響を強く受けるゲームであるカーリングを題材としたパネル討論を通して,不確定性を含むゲームの科学的研究の実例を紹介し,認知科学研究との接点について考察していく.