キーワード索引

VR

  • P-26
    笹木 海志 (京都工芸繊維大学)
    来田 宣幸 (京都工芸繊維大学)
    深田 智 (京都工芸繊維大学)
    西崎 友規子 (京都工芸繊維大学)
    本研究では,仮想現実における「視点の変換」によって人間の思考や行動が変化する可能性があることに着目した.実験参加者には,「仮想現実内で視点が高くなる」体験をさせ,その際,言語教示として「巨大化」と「浮遊」の二通りの捉え方を与えた.その結果,この2つの言語教示によって行動が異なる可能性があることが示唆された.またこの言語教示の違いによる行動の変化には,実験参加者の想像力の影響があることも分かった.
  • P-91
    増田 康成 (明治大学総合数理学部)
    阿原 一志 (明治大学総合数理学部)
    小松 孝徳 (明治大学総合数理学部)
    本稿では、VR空間内に多面体を提示しユーザがそれらを仮想的に操作するようなシステムを開発し、実空間上にて観察された身体的な関与がVR空間でも観察されるかどうかを検討する。今回のVRシステム実装では、両手の十本の指で面を押さえるという動作を仮想化することが十分にできなかったため、満足できる結果は観察されなかったが、改良すべきポイントや認知科学的な観点について考察を行うことができたので、そのことを報告する。
  • P-104
    千葉 哲志 (千葉工業大学大学院)
    山崎 治 (千葉工業大学)
    本研究では、「ポジション」と「アクション」という運動手順の分離が運動主体感や身体所有感の形成にどのような影響を与えるかについて明らかにすることを目的とした。実験では、VR空間上に表示される片手アバタをハンドトラッキング操作によって指定された領域に移動させると共に、指定された手アバタの形を作る課題を行った。その結果、運動手順が分離された場合、運動手順が統合された場合よりも身体所有感が低下することが明らかになった。