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情動調整

  • P1-046A
    野崎 優樹 (甲南大学)
    本研究では,情動への信念と他者の情動を調整する際の方略選択との関連を検討した。実験では,参加者は,ネガティブ情動を感じた出来事と気持ちが書かれた文章を読み,「気晴らし」か「再評価」のどちらを用いて相手のネガティブ情動を和らげるかを選択した。分析の結果,相手のネガティブ情動の強度が相対的に低いとき,情動への信念のうち「ポジティブ情動に対する有用性の信念」が高いほど,有意に「再評価」を選ぶ傾向が示された。