キーワード索引
相互行為分析
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O1-002本論文では,企業研修での質疑応答場面を対象とした相互行為を分析する.とくに,質疑応答場面において,参加者からの質問に回答した講師側が,自分がおこなった回答に対して「答えになっていたか」と言及する発言に注目する.このような発言はしばしば,「認識可能な反応の不在」に続けて産出される.この発言によって参与者が何を達成し,質疑応答という場面が成立しているのかを考察する.
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P3-035Garfinkelの用いたワーク概念は2つに区別することができる.視覚障害者が足裏でスロープを感知するといった日常的で自然に組織されているワークが基本形で,これとは別に歩行訓練士が指導する専門職のワークがある.ある視覚障害者が反響定位を活用していることを観察して,それに応じたコース紹介をしているのは,この両方の複合的な事例である.映像とトランスクリプトでこれらのデモンストレーションを行う.
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P3-064本研究では,人が共在している状況で,笑いうる(laughable)出来事が起きた時に,どのようにして笑いの連鎖によってその出来事に対する理解が共有されるのかについて分析する.第一筆者である齋藤が同期学生と大学の校舎内で過ごす様子を収録したビデオを映像分析した結果,共同注意が達成され,互いに笑いうる出来事を笑いうる出来事として認識できたときに,笑いが連鎖されることが明らかになった.