10月14日(月) 15:20 - 17:20
オーガナイズドセッション (OS-3-4)
会場:教育学部109
人間中心から人間「性」中心デザインへ:Donald A. Normanと戸田正直の足跡を辿る
尾関智恵(岐阜大学)
宮田義郎(中京大学)
上芝智裕(中京大学)
近藤秀樹(神田外国語大学)
横溝賢(札幌市立大学,日本デザイン学会 理事,同学会 情報デザイン研究部会 幹事)
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OS-3-4-1D.Normanが人間中心から人間「性」中心デザインへの転換の必要性を示すに至ったプロセスについて、デザイン学会でのNorman先生との議論を共有し、本OS参加者で意見交換をする。戸田正直先生の文明論との関連や、昨今過熱気味のAI技術との共生についても検討する。このOSを踏まえてNorman先生との議論を継続し深める予定なので、ぜひ一緒に考えていただきたい。
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OS-3-4-2公募発表本報告では、虫屋の採集道具とそのデザインの事例を通して、脱人間中心主義的な観点から、人間性中心デザインについて考察することを目的とした。事例では、虫屋の採集道具が、虫の形態や生態、採集環境や自身の身体に合わせてデザインされ、しばしば他文化からの流用されることが示された。これらの事例を元に、脱人間中心主義的立場の人類学者であるGellの議論を参照しながら、ヒトと環境の結びつきを変化させる道具やそのデザインのあり方について考察を行った。
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OS-3-4-3公募発表現在特に美術的なデザイン実践にはさまざまなツールがあり,デザインプロセスを進める各種手法に関しても簡単に情報を得ることができる.本発表は,このようなデザイン教育の現場において,人間中心から人間「性」中心デザインへの転換をどのように捉え,これからデザイン実践の経験を積んでいく人に向けて,どのように具体的に伝えうるのかということについて事例を交えて話題提供する.