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書写書道教育

  • P-3-27
    川原 名見 (東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科)
    犬塚 美輪 (東京学芸大学)
    本研究では児童(n = 27)と書字指導者(n = 13)に分類課題とインタビューを実施し,文字の丁寧さの認識について分析した。分類課題では書字指導者と児童は一致した。インタビューでは,両者ともに丁寧さの判定に書字要素の「配列・配置」をよく使用していた。両者に有意な差がみられたのは「字形」であり,書字指導者は,画間の均整さなどをよく発語したが,児童は少なかった。書字要素の「字形」は児童には認知しづらいか記憶しづらい可能性が示唆された。