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構えの効果

  • P-2-39A
    二宮 由樹 (名古屋大学)
    伊奈垣 伸一 (名古屋大学)
    三輪 和久 (名古屋大学)
    本発表では,既知の解決策よりもより良い代替案の探索と注意を制御する能力であるエフォートフル・コントロールの関係を検討した実験の結果を報告する.実験の結果,不適切な行動を抑制する能力と適切な行動を開始する能力の両方が低い場合と高い場合において,どちらか片方のみが高い場合よりも,既知の解決策に関係ない情報を探索する傾向が示された.このことは注意制御能力の低い場合と高い場合の両方で,代替解法を探索しやすい可能性を示唆している.