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機能的磁気共鳴画像法

  • P-2-42
    小川 昭利 (順天堂大学)
    小佐野 重利 (東京大学)
    松田 哲也 (玉川大学)
    坂上 雅道 (玉川大学)
    亀田 達也 (明治学院大学)
    イタリア・バロックの画家カラヴァッジョの絵画を鑑賞するとき,独特の情動的高揚が生じることを美術史家は指摘してきた.本研究はその神経基盤を,機能的磁気共鳴画像法を用いて調べた.情動に関連する扁桃体の活動は,カラヴァッジョの絵画を見たときの方が他の絵画を見たときよりも大きかった.一方で,扁桃体と他の活性化した領域との機能的結合は,カラヴァッジョの絵画を見たときの方が他の絵画を見たときよりも低かった.