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生態学的合理性

  • O-1-3
    本田 秀仁 (追手門学院大学)
    白砂 大 (追手門学院大学)
    川口 潤 (名古屋大学・山形大学)
    松香 敏彦 (千葉大学)
    植田 一博 (東京大学)
    本研究では、人間が示す記憶に基づく誤った判断の性質について分析を進めた。具体的には、誤った判断は、全知全能ではない人間が記憶に不確実性がある場合に、環境から得られる手がかりに基づいて合理的な推論を行った結果生じているという仮説を立て、計算機シミュレーション、ならびに認知実験を実施して検証を行った。結果として、人間が示す誤った判断のパターンは合理的推論から生み出される誤りのパターンと極めて一致することが示された。