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ミラーニューロンシステム

  • OS05-5
    渕上健 (畿央大学大学院 健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室)
    森岡周 (畿央大学大学院 健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室)
    自己と他者の歩行観察における脳活動の違いとイメージの鮮明度について調査することを目的とした.自己条件では右背側運動前野と右上頭頂小葉が活動し,他者条件では左腹側運動前野と左下頭頂小葉が活動した.また,観察中のイメージは自己条件が他者条件に比べ鮮明だった.自己条件では自己の身体表象にかかわる脳領域が活動し,より鮮明なイメージが導かれることが明らかとなった.
  • P3-6
    小出允善 (明治大学理工学研究科)
    嶋田総太郎 (明治大学理工学部)
    本研究では、代理報酬が観察者のその後の行動選択に与える影響を調べた。実験では、被験者に2人のモデルがジャンケンをしている動画を見せた後、ジャンケンの動作を実際にしてもらった。このとき、モデルはある手で勝つ確率が他の手よりも高くなるように設定されていたが、被験者はそのことに気づいていなかったにもかかわらず、自らもその手を他の手よりも多く選択した。この結果から、報酬を伴う他者運動の観察が観察者の行動選択に影響を与えることが示された。
  • P3-12
    佐藤晃裕 (明治大学大学院理工学研究科)
    嶋田総太郎 (明治大学理工学部)
    自分がある行動しているとき、および他者が同じ行動をしているのを見ているときの両方で活動する脳領域をミラーニューロンシステム(MNS)と呼ぶ。また、人は無意識に他者のしぐさ等を模倣し、模倣された人は模倣した人に対して高い好感度を持つとされている。本研究では、被験者が書字動作を模倣されたときのMNSと報酬系の活動を機能的核磁気共鳴画像法で計測した。その結果、書字動作を模倣されたときにMNSと報酬系の機能的結合がより強くなることが示された。
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