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読書
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OS14-2熱中し我を忘れて読む状態は,物語理解や読後の信念変化など他の認知的機能との関連が指摘されており,近年注目されている.しかし,熱中し忘我する際に関する読者の自己報告の信頼性は高くないと推測され,内観報告のみでは状態を特徴づけることは難しい.本研究は,この熱中や忘我状態がそもそも一貫した同一性をもつ状態なのか明らかにすることを目的とし,同一性について議論を行った上で,これまでの著者らの実験結果から読者の熱中状態の同一性を議論する.
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P2-25本研究は,物語文・説明文・Webテキストの読書習慣と単語連想の関連についてのコーパス分析を行ったものである。予測として,コーパスに対応するテキストタイプの読書経験の多い群の連想強度分布は,そのテキストタイプのコーパスから計算されたLSA類似度分布との相関が高い」という結果が得られると考えた。その結果,一部を除き,必ずしも予測どおりの結果を得ることができなかった。本研究から得られる示唆と,今後の改善点について議論した。