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オーガナイズドセッション (OS14)
インバウンド観光客の情報環境(言語景観・意味景観)とのインタラクション:多言語・多文化社会における ICT 支援を視野に
9月7日(土)
16:15 - 18:45
会場:共41
オーガナイザー:原田康也(早稲田大学),伊藤篤(宇都宮大学),平松裕子(中央大学),森下美和(神戸学院大学)
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OS14-1招待講演人は外界からの情報を視覚・聴覚・嗅覚・触覚などの五感から得て、場合により直感的・情動的な、場合により理知的・論理的・言語的な解釈を経て、自分の行動を調整し決定する。環境と人間との関係を単なる情報の受容ではなく、行動主体としての人間の外部環境とのインタラクションとして理解し、多言語・多文化社会における ICT 支援を視野に、インバウンド観光客の情報環境(言語景観・意味景観)とのインタラクションを考察する。
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OS14-2招待講演世界遺産日光の社寺に至る約1kmの沿道の言語景観を英語中心に調査している.言語表示という地元からの発信は,外国人観光客にどう映るのか.受容者による受け取り方の相違がみられる.不完全な翻訳表示も含めたどのような受容,あるいは交流があるのか,英語を中心とした翻訳を取り上げ,言語景観調査結果をもとに日光の調査区域からみえる観光客と地元の相互的なかかわり方と変化について考察する.
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OS14-3招待講演全国のインバウンド観光客数が増加する中,神戸のそれは過去数年にわたり伸び悩んでいる.神戸の歴史を上手に伝えることができていないうえ,言語景観調査からも問題点が多いことが,その理由として考えられる.したがって,神戸ではインバウンド観光客向けのインフラ整備をさらに進める必要があるが,その1つとして分かりやすいバイリンガルマップの作成が期待される.本発表では,著者の学部におけるゼミ活動を含めたさまざまな取り組みについて紹介する.
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OS14-4招待講演本講演では、心理学効果を応用することにより、リピータを増やし、安心安全を確保し、旅を楽しむことを支援することを目指したモバイルアプリケーションの設計・構築について述べる。まず、リピータ対策として、Zeigarinic Effectの有効性を示す。次に、安心安全のため、旅行者に提供する情報をマズローの欲求の7段階モデルを使って分類することの有用性を示す。さらに、旅行を楽しむため、モバイル機器からの開放について考察する。
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OS14-5公募発表スマートフォンを観光に使用することは、画面に気を取られて重要なものを見落とし、結果として観光品質を下ける可能性がある。また、スマートフォン使用時における事故も年々増加している。一方、ツアーガイド無しで、外国観光者や初観光者が伝説や物語を楽しむことのは難しい。そこで、我々は、スマートフォンを黒子として使い、ウエアラブルデバイスにガイド役をさせるような仕組みが有効であると考え、そのような観光案内システムの設計について述べる。
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OS14-6公募発表本研究では,観光地の魅力を発見するために,観光対象としての興味・関心と眼球情報,特に注視特性との関係を検討した.そこで,観光地(日本,海外)の画像を大画面提示で見た際の注視特性と,画像内で観光対象としての興味・関心を持った対象との関係を調べるために,被験者実験を実施した.その結果,注視時間と興味・関心の高さに強いい正の相関があること,隠れた興味・関心を見つけ出すためには注視特性以外の眼球情報が必要であることが示された.