日程
オーガナイズドセッション (OS04)
多元化する異文化体験:COVID-19後に楽しく観光するために
9月4日(土)
16:20 - 18:20
会場:zoom会場No.1
オーガナイザー:伊藤 篤(中央大学),原田 康也(早稲田大学),平松 裕子(中央大学),森下 美和(神戸学院大学)
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OS04-1基調講演A little knowledge about cultures other than your own could be dangerous, which may lead to greater and more serious confusions and disasters than having no knowledge at all. Importing merchandise, food, animals and plants, sportive activities and social systems, along with nomenclature to express them is very common and wide-spread throughout history of the world and they often involved substantial degree of customization and localization, which usually change what is important to something almost unrecognizably different.
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OS04-2招待講演R日光駅から世界遺産地域に至る約1㎞の沿道の言語景観調査を継続実施している. その中で日本の伝統的な商品を扱う店舗による表記をみると, 日本語と英語の表記の間に相違があることがある. 日本語の直訳では説明できない文化的要素をどう伝えるか. 「見立て」の技法を中心に考察する. 加えて情報発信者と情報受信者の今日的な位置づけの変化にも着目し, 今後の文化的側面の外国人観光客の理解の可能性を考える.
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OS04-3招待講演著者はこれまで,地元である神戸やその他の観光都市における言語景観について,インバウンド観光支援の視点から,路上の案内表示,店舗内表示,メニューなどを定期的に調査してきた.インバウンド観光客の激減による影響は至る所に見られるものの,日本にいる外国人はインバウンド観光客だけではない.本発表では,神戸における外国人居住地域の言語景観について,これまでの調査結果を報告する.
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OS04-4招待講演COVID-19の蔓延に伴い、海外からの観光客はゼロとなり、観光地への打撃は計り知れない。本論文では、COVID-19後の観光支援をテーマに、日光・奥日光において実施している、BLEビーコンを利用した観光案内アプリの開発の概要を述べる。特に、今年度、奥日光で実施している、BLEビーコンの刷新と、健康の維持・促進・回復を主なテーマとした「ヘルスツーリズム」に向けた取り組みについて、その概要を報告する。
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OS04-5招待講演人の認知過程では、「いま・ここ」という感覚的確信は意識において前提されているが、発話時や文起草の際、伝達すべき情報の配列機序が表現主体の母語の構造によって規定されることがある。例えば、英語ではWho>What>Where>When>Whyの順が、日本語では、いつ>どこで>だれが>なにを>なぜの順が一般的だが、情報配列に関する慣習が、異なる言語の使用者で異なっている。本稿では、原文の情報配列を翻訳文において変更することの是非を問う。
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OS04-6公募発表ARを観光支援に応用した研究開発や,VRにおける視線入力に関する研究は数多く行われているが,ARと視線入力を組み合わせた研究は少ない.そこで本研究では,栃木県の観光スポットに関するAR情報の提示手法として,視線入力による手法を含めた4手法を比較し,手法の快適性や情報の見やすさについて,被験者実験により調査した.実験の結果,視線入力による手法が他の3つの手法よりも有用である可能性が示唆された.