キーワード索引

fNIRS

  • P2-13
    関根 和生 (早稲田大学人間科学学術院)
    森本 智志 (慶應義塾大学先導研究センター)
    本研究では,プロとアマチュアラッパーのフリースタイルラップ中の脳賦活領域と言語・認知能力との関係を検討した.その結果,プロラッパーは,アマチュアラッパーと比べて,言葉の音韻情報の処理と保持に関する課題成績がよく,フリースタイル中のOxy-Hbの値が,運動前野と左縁上回領域で高かった.このことから,プロとアマチュアのパフォーマンスの相違は,音韻情報の処理速度と維持能力に起因していることが示唆された.
  • P2-16
    三輪 恒士 (関西学院大学 理工学部 人間システム工学科)
    工藤 卓 (関西学院大学 工学部 知能・機械工学課程)
    機能的近赤外線分光法を用いて映像コンテンツ受容時の脳活動を解析し,情動に相関のある活動への人称視点の影響を検証した. 右前側頭部の脳活動は「怒り」の動画視聴時に増大,「悲しみ」の動画視聴時に減少し,その変化は怒りの場合では 1 人称コ ンテンツでより大きく,悲しみの場合は 3 人称コンテンツにおいて大きかった.動画により誘発された情動関連脳活動は,情動の種類や動画の見え方,特にコンテンツの人称に依存して変化することが示唆された.