キーワード索引
身体変形
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OS13-6公募発表本稿では,参加者が両手を背中に回して上側の手で実験者の手をなでると同時に下側の手を実験者になでられる新奇な自己接触錯覚を提案し,その事態で感じられる自己接触と身体変形の様態を報告する。実験の結果は,両手が背中でどの程度とどくかという身体の柔軟性に関連せず,なでる手となでられる手に伝わる触覚が時間的に同期すると,自分で自分の手に触れたと感じるだけでなく指や腕が伸びたと感じることを示した。
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OS13-7公募発表本稿では、ダブルタッチによって生じる新たな自己接触錯覚について報告する。従来のラバーハンド錯覚パラダイムが、自分自身の手への触覚刺激を心理的に「遮蔽」することにより、ラバーハンドへの触覚刺激に「置換」されるものであるとすると、ダブルタッチ錯覚は、自分自身の手への触覚刺激を心理的に遮蔽せず、ラバーハンドへの触覚刺激と「接合」される点に特徴がある。予備的な心理実験により、ダブルタッチ錯覚における錯覚の様態を示唆する結果を得た。