キーワード索引
ストーリー生成
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P1-019昔話の構造を,ストーリーの自動生成に向けた知識として利用するため,その構造を形式的に表現する必要がある.その表現としてストーリーユニットと呼ぶ形式によって昔話の構造を記述した.その後,意味分類を提供する概念辞書とストーリーユニットの結合を試験的に行った.本稿では,いまだ概念辞書と結合していない箇所について,方法の整理と結合の作業を行う.また,結合作業の結果,得られた課題について整理する.
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P2-019本研究は,物語を生成するためのオントロジーとして,語の意味分類を体系的にまとめた概念辞書の開発を行う.名詞概念及び動詞概念の開発を行ってきたが,ここでは修飾概念を対象とし,特に形容詞概念に関する開発を行う.現在,修飾概念のつい形容詞概念および形容動詞概念の辞書は,粒度が粗い階層構造である.そのため,青空文庫の作品を利用し,その階層構造における分類の検討を試みる.その結果,形容詞の分類及び,形容詞の新たな利用方法に関する可能性が得られた.
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P2-021本研究は道成寺物再現システムと説明/蘊蓄機構を統合するシステムを実装する.道成寺物再現システムは,『京鹿子娘道成寺』の舞台構造および道成寺伝説のストーリーをアニメーションで表現する.舞台構造とストーリーは,意味的関係により結びつく.説明/蘊蓄機構は,『京鹿子娘道成寺』および道成寺伝説の分析に基づく知識を,説明文として提供する.本稿では,ロボットをユーザインターフェースとして,上記二つを統合した対話可能なアニメーションシステムを実装した.