キーワード索引

rubber hand illusion

  • O3-001A
    佐藤 優太郎 (名古屋市立大学芸術工学研究科)
    齋藤 五大 (東北大学電気通信研究所)
    小鷹 研理 (名古屋市立大学芸術工学研究科)
    身体変形錯覚には指の長さ変形に関するものが多数存在するが,幅変形の報告は限られる.このことは,指の長さ変形は幅変形よりも優勢に起こることを示唆する.本研究ではこれを検証するべく,自他の指に同期的に触れることで,選択的な指変形感を生起するdouble-touch illusionを用いて,固有感覚ドリフト計測に基づく指変形距離を比較した.結果,指変形は幅よりも長さ方向に優勢に生起し,このことには指の関節配置が関係することが示唆された.
  • P2-014A
    髙橋 奈里 (名古屋市立大学芸術工学研究科)
    佐藤 優太郎 (名古屋市立大学芸術工学研究科)
    小鷹 研理 (名古屋市立大学芸術工学研究科)
    スライムハンド錯覚は, 主観的には皮膚変形を生起させるが, 過去の行動実験では, 固有感覚ドリフトと皮膚変形を十分に分離できていなかった. 本稿では, 固有感覚ドリフトを抑制するために, 実験として上下方向の実験レイアウトを適用した. 加えて, 引っ張りの強度によって, 錯覚効果に差異があるかを検討するために, 4つの異なるつまみ方を条件とした. 結果は, 固有感覚ドリフトを抑制した状態でも, 皮膚変形感覚が生起することが示された.