キーワード索引

オノマトペ

  • P1-013
    小松 孝徳 (明治大学総合数理学部)
    杉田 莉子 (明治大学総合数理学部)
    中村 聡史 (明治大学総合数理学部)
    擬音語,擬態語,擬声語などの総称であるオノマトペは,一般的な語彙と比較すると臨場感にあふれ,繊細な表現を可能としており,コミック作品においても頻繁に使用されている.本研究では,そのようなコミック作品においてオノマトペが使用されていないコマに着目し,その意味とその効果について考察を行った.その結果,コミック作品における重要な場面では,むしろオノマトペが使用されていないという傾向を把握することができた.
  • P2-011
    宇野 良子 (東京農工大学)
    古宮 嘉那子 (東京農工大学 大学院 先端情報科学部門)
    浅原 正幸 (国立国語研究所)
    従来の言語学的手法では、データ量の大きさから包括的な新動詞のリストを得ることが困難であるという課題があった。そこで、本研究は複数の大規模アンケートを行うことで、オノマトペ由来の新動詞の包括的なリストを得る方法を構築すること試みた。特に、新動詞とその由来となったオノマトペの類像性の比較が分析に有効であることを示した。
  • P2-018A
    宮本 真希 (北陸先端科学技術大学院大学)
    日髙 昇平 (北陸先端科学技術大学院大学)
    近年,マンガはその高い情報伝達性から,情報伝達の手段としても利用されている.マンガは,言語情報と視覚情報の両方を併存させる独特の表現形式によって製作される.マンガの構成要素の中でも,装飾文字「描き文字」は,その特徴を顕著に有している.本研究では,描き文字が付加された場面の情報伝達性にかかわる要因を実験的に検討することで,マンガの高情報伝達性を実現する要因を明らかにすることを目指す.