キーワード索引

  • P-1-18
    宇野 良子 (東京農工大学大学院 言語文化科学部門)
    石塚 政行 (東京農工大学大学院 言語文化科学部門)
    言語の本質は思考かコミュニケーションかという議論は現在でも続いている。また,文という単位の本質について思考的側面(判断)とコミュニーション的側面(報告)があるとする立場が日本語研究にはある。本稿は,認知類型論的な立場から,日本語の文の解釈についてのアンケート調査を行い,一つの文に判断的(物的)解釈と報告的(事態・場所的)解釈がどのように共存しているかを,属性を指す文を中心に明らかにした。