キーワード索引

実験記号論

  • OS09-2
    公募発表
    井上直紀 (静岡大学)
    森田純哉 (静岡大学情報学部)
    本研究では,ジレンマ環境での新規なコミュニケーションシステムの成立と変化について,ゲームを用いて実験的に検討した.ゲームでは,利益を独占する行動と二者間でやり取りされるメッセージの曖昧さに相互関係があると想定された.ゲームを用いた予備的な実験の結果から,曖昧な意味付けを含むコミュニケーションの生起の可能性が示された.その上で集団実験を行い,生起したコミュニケーションに多様性があることが確認された.
  • OS10-4
    公募発表
    齊藤優弥 (金沢工業大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻)
    金野武司 (金沢工業大学 工学部 電気電子工学科)
     本論では,二者間でやり取りされる記号表現に構造依存性が発生する過程を定量的に観察できる実験課題について検討し,2対2のゲーム課題を開発した.その結果,協力する二者が共創した意味の数と,扱う記号表現のバリエーションの増加を確認した.しかし,構造依存性を持つ表現の発生は確認されなかった.その原因として,協力・競合関係から生じる失敗回避の動機によって,二者間でやり取りされる意味の増加が抑制されたのではないかと考えられる.
  • P2-58
    金野武司 (金沢工業大学 工学部 電気電子工学科)
    村上萌美 (NECソリューションイノベータ)
    人間言語には非常に多くの語彙があり,かつその語彙の意味は集団で共有されている.人間は局所的なコミュニケーションを繰り返して共通の語彙を持った言語を創り出すことができる.本研究では,記号のやり取りを通じて協調的な調整課題に取り組むゲーム枠組みを用いてその計算モデルを構築した.結果,記号の意味推定に応じた行動修正の仕組みや他者の記号の使い方と行動の仕方を模倣する仕組みがあれば,集団で同一化した記号システムが形成されることを確認した.

賛助団体御芳名(先着順)

(公財)浜松・浜名湖ツーリズムビューロー
(公財)はましん地域振興財団
スズキ株式会社
共立出版株式会社
株式会社 フィジオテック
株式会社 北大路書房
公益財団法人 博報児童教育振興会
株式会社 デジタルメディック
学校法人 常葉大学
株式会社 有斐閣
株式会社 ミユキ技研
トビー・テクノロジー株式会社
日本電気株式会社
M Style
株式会社 近代科学社

協賛広告

後援(五十音順)

静岡新聞社・静岡放送
中日新聞東海本社
浜松市
浜松市教育委員会

共催

静岡大学情報学部