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人工知能

  • O1-4
    日高昇平 (北陸先端科学技術大学院大学)
    人工知能(AI)の研究のひとつの到達目標は、自律的にものごとを「理解」する”強いAI”を作ることである。Searle(1980)は、こうした強いAIに対して懐疑的な立場をとり、「中国語の部屋」と呼ばれる思考実験によりその実現可能性への疑義を示した。本稿は、中国語の部屋を再考し、それが情報伝達と同型であることを示す。すなわち、理解を定式化する鍵は、情報伝達の本質的な拡張にあると本研究は主張し、これを軸として理解の定式化の研究方針を論じる。
  • O3-2
    森田純哉 (静岡大学情報学部)
    平山高嗣 (名古屋大学情報科学研究科)
    間瀬健二 (名古屋大学情報科学研究科)
    山田和範 (パナソニック株式会社)
    本発表では,モデルベース回想法のコンセプト,メンタルタイムトラベルに関わる認知モデルのプロトタイプ,およびモデルベース写真スライドショーの提示実験のケースを報告する.シミュレーションの結果,構築されたモデルのモデルベース回想法への適用可能性が示され,ケース報告によって構築されたスライドショーシステムの特徴が明らかになった.
  • OS05-6
    須藤明人 (東京大学生産技術研究所)
    藤原直哉 (東京大学 空間情報科学研究センター)
    徳田慶太 (東京大学医学部附属病院薬剤部)
    本田秀仁 (東京大学大学院総合文化研究科)
    植田一博 (東京大学大学院 総合文化研究科 教授)
    コンセプトの自動生成は重要であり、コンセプト合成と呼ばれる従来研究では人が概念を合成するプロセスのモデルについて研究がなされてきた。しかし、合成する概念群が所与の条件下での研究であるため、概念が無数にあるビジネス等の領域への適用は難しかった。そこで、我々は概念の選択のされ方に共通した法則性があると仮定し、その仮定のもとで新しいコンセプトを自動で生成する機械学習を用いた手法を提案する。実験では、この仮定の妥当性を検証した。
  • P1-12
    Radoslaw Komuda (北海道大学)
    Michal Ptaszynski (北見工業大学)
    Rafal Rzepka (北海道大学)
    荒木健治 (北海道大学)
  • P1-15
    林楓 (立命館大学情報理工学研究科)
    中島諒 (立命館大学情報理工学研究科)
    長坂翔吾 (立命館大学情報理工学研究科)
    谷口忠大 (立命館大学情報理工学部)
    連続した発話文からの語彙獲得は幼児の言語獲得にとって重要な問題である.NPB-DAAは人間の音声信号のみから言語モデルと音響モデルを同時推定する教師なし語彙獲得手法であり,単一話者の音声データを用いた場合,深層学習に基づいた特徴抽出が可能なDSAEと組み合わせることで語彙獲得の精度が向上する.本研究では,複数話者の音声データからの教師なし語彙獲得を行い,その実験結果について詳報する.
  • P1-29
    野村竜也 (龍谷大学理工学部情報メディア学科)
    藤吉竜馬 (龍谷大学理工学部情報メディア学科)
    塚元優太 (龍谷大学理工学部情報メディア学科)
    本研究では、ネット投票の賛否を規定する心理的要因の探索を目的として、オンラインでの質問紙調査を行った。結果として、ネット投票に賛成な人は賛成でない人と比べてメディアリテラシーが高い傾向にあること、ただしそれは普段主に使用している機器や性別などの個人特性に依存することが示唆された。
  • P2-23
    犬童健良 (関東学園大学)
    This article applies the "games in mind" modeling to the lottery comparison. By translating experimental cross-attention into potential games, the Allais paradox can be clearly explained by congestion avoidance.