研究分野別一覧

発達

  • OS10-7
    公募発表
    本多明子 (至学館大学)
    本研究では形容詞を伴う英語の結果構文(RC)の獲得について探究する.発達心理学の研究に基づけば,子どもは原因と結果の事象関係を発達の初期段階で認識する.RCは因果関係の事象を表すにもかかわらず、発達初期段階でのRCの獲得は確認し難い.一方で、同じ使役構文に属するMake使役構文(MCC)は初期発話段階で確認できる.RCの獲得についてMCCとの構文特性の違いに着目し,構文文法論における構文間の繋がりを示す継承という考えに基づき説明する。
  • O4-2
    市川淳 (神奈川大学)
    光國和宏 (京都工芸繊維大学)
    堀紫 (株式会社 博報堂)
    池野湧太 (株式会社 博報堂アイ・スタジオ)
    アレクサンドルルブロン (株式会社 博報堂アイ・スタジオ)
    河本徹和 (株式会社 博報堂アイ・スタジオ)
    西崎友規子 (京都工芸繊維大学)
    岡夏樹 (京都工芸繊維大学)
    本研究では,スマートスピーカーによる子育て支援の議論に向けた基礎的な知見の提供を目指して,そもそも子どもが対話型スピーカーに対して興味や関心,親密さなどに基づいてどのような行動を示すかを性格特性に着目して検討を行った.対話遊びを主とする観察実験の結果,情緒が安定している,神経質ではない,あるいは家庭とは異なるコミュニケーション環境に適応していると母親に評価された子どもほど活発に遊ぶことを確認した.
  • P1-25
    清水雄貴 (早稲田大学人間科学部)
    谷貝祐介 (早稲田大学大学院人間科学研究科)
    古山宣洋 (早稲田大学 人間科学学術院)
    弓道では、いかに力みを抑え、同じ動きを再現できるかが重要視される。本研究では、弓道熟練者3名と初心者3名の床反力中心データを4本ずつ計測し、両群の比較および各試行の一貫性の検討を行った。分析対象は、離れ(矢を放つフェイズ)を中心に、その前後のフェイズを含む、会・離れ・残心とした。その結果、弓道における的確な行射には、会における予備動作や、各射の重心移動の再現性が寄与している可能性が示唆された。
  • P1-35
    光田基郎 (ノースアジア大学・経済学部)
    概要:成人に「対象の予期しない移動による誤信念」の理解を求めた実験(例:Birchなど’07)に注目し,実験参加者が対象の移動を知り得た結果が登場人物の誤信念内容の理解と誤信念一般に与える効果を検討した。内容は画面で読み聞かせた絵本の内容理解,下位技能と成人の誤信念理解検査成績(従来の2肢/Birthの4肢選択)とを関連付けた探索実験である。
  • P2-10
    丸山慎 (駒沢女子大学)
    金箱淳一 (神戸芸術工科大学)
    澤水真央 (ヤマハ音楽振興会)
    本研究の目的は、音楽教室における幼児対象のグループ・レッスンに試験的に導入した創作音具Kiki-Me(キキ・ミ)の効用を検証する基礎的なデータを収集することであった。この音具は、音楽鑑賞すなわち子どもの「音楽を聴く力」を多感覚的かつ協同的な活動のなかで発達させることを目指して開発された。本研究では、レッスン中の子どもの行動観察および音楽講師や子どもの養育者に対するアンケート調査等をもとに創作音具の導入の効果と今後の課題について議論した。

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