キーワード索引

個人差

  • O-4-2
    粟津 俊二 (実践女子大学)
    小林 茜音 (実践女子大学)
    外国文の黙読時に心的に経験する声(IRV)と,外国語能力について検討した.日本語話者に日本語と英語で,説明文と会話文を黙読させ,その時のIRVについて尋ねた.その結果IRVを経験する者は,英日ともに会話文で多く,英語能力が高いと英語文で経験しやすかった.一方IRVの鮮明さは,英日ともに会話文で高かったが,英語能力による違いはなかった.IRV経験の有無には言語への習熟が影響するが,鮮明さには習熟以外の個人的特性が影響するのだろう.
  • P-1-39
    赤間 啓之 (富山大学 医学部 附属病院 データ科学・AI研究推進センター)
    中谷 大河 (元東京工業大学 生命理工学系 ライフエンジニアリングコース)
    染谷 芳明 (富山大学 医学部 附属病院 データ科学・AI研究推進センター)
    高岡 裕 (富山大学 医学部 附属病院 データ科学・AI研究推進センター)
    岩佐 憲一 (島根大学医学部 内科学講座 内科学第三)
    長井 篤 (島根大学医学部 内科学講座 内科学第三)
    山口 修平 (島根県立中央病院 神経内科)
    高村 真広 (藤田医科大学 IR推進センター)
    小野田  慶一 (追手門学院大学 心理学部心理学科 心理学専攻)
    本研究では安静時fMRIデータにおける脳活動の個人的特徴が、アルツハイマー病の進行に伴いどのように変化するかを検証した。症状の進行レベルの異なる3つの参加者グループを対象に、個人単位の個人差特徴分析、および集団レベルでのネットワーク部分状態の滞留時間解析を行った。結果、いずれも同様な関心領域ネットワークをシェアしていることが明らかになり、fMRIが将来臨床利用される際、こうした解析が個別の診断や治療に活かされる可能性を垣間見させた。